■プロフィール
畑中孝介 
昭和49年1月17日生まれ、北海道長万部町出身。
税理士法人「無十」勤務。主な業務は中堅中小企業の月次監査及びコンサルティング、企業の事業承継のプラン作成や経営計画作成業務、上場企業の連結納税など。執筆、新聞雑誌への寄稿、セミナー、TKC(税理士団体)の委員等も行っている。趣味はスキー、読書、落語、旅行、料理
※現在は独立し「ビジネス・ブレイン税理士事務所」の所長に就かれています。

主な著作は「企業グループの税務戦略―グループ法人税制・連結納税制度の戦略的活用」「消費税「95%ルール改正」の実務対応」(TKC出版)など。

ホームページ: http://www.hatanaka-takayuki.jp/


——畑中さんは我々同窓会のメンバーではなく、純粋なOBとしてのご登場です。そこでまずは、畑中さんの来歴について教えていただければ。

出身は北海道長万部町です。父の仕事の関係で中学1年の時に函館に引っ越し、2年の時に埼玉県と、徐々に南下してきました。浦和市の常盤中学校に転入して、川越東高校に入学することになります。川越東を選んだ理由ですか? 私が受験した当時はプールがなかったからです(笑)。北海道は水泳の授業がなく、ほとんど泳げなかったので、プールのない学校がいいなあと。

——川越東高校では、どんな学生生活を送っていましたか?

私の在学時はまだ歴史の浅い学校だったので、人種のるつぼというか、とにかく色々な人がいましたね。そんな中で2年生までは、麻雀と野球に明け暮れていた記憶がまず甦ります。野球といっても部活ではなく、仲間うちの遊びでした。部活動はESS部(English Speaking Society、英会話部)に所属していましたが、ほぼ幽霊部員でした。顔を出したのは3年間で10日くらいじゃないかなあ。


——そんな自由闊達な高校生活の中で、畑中さんの将来を決める出会いがあったとか。

1年の担任だった坪井先生のお兄さんが税理士でして。私はお兄さんに直接お会いしたことはないのですが、フェラーリに乗っていたと聞いたんですね。それを聞いた当時の私は「税理士って儲かるんだなあ」と(笑)。今にして思えば、将来を決定づけた瞬間とも言えます。私が高校生の頃はバブル経済真っ只中だったので、実際相当稼いでいたんでしょうね。3年の後半になって受験の準備をしようと、そこでやっと勉強のギアを上げました。

——そして、川越東高校から横浜国立大学へ進学したというわけですね。


受験勉強で思い出に残っているのは、3年の夏休みに友達と学校の図書館にこもったこと。1日8時間くらい勉強しつつ、途中でグラウンドに出てやっぱり野球。片道10キロの自転車通学だったこともあり、考えてみると結構運動はしていましたね。横浜国立大学の入試では、面接で「税理士になりたい」と猛アピールしました。後から知ったのですが、その時の面接官が有名な会計学の教授だったようで。一般推薦入試だったので倍率15倍と狭き門だったのですが、無事合格することができました。大半を遊びまくっていた高校生活でしたが、川越東高校の教育方針「文武両道」を体現した学生の一人と言えるのではないでしょうか(笑)。







——一緒になって遊んでいた当時のお友達とは、今でも交流されていますか?

高校を卒業してから15年以上、2年生の時の友達と年数回会っていました。国内外の旅行も年1~2回は行っていたので、いちばん交流の深い友人と言えます。それぞれ子どもができたり、転勤があったりで、最近はなかなか会えていませんけど。大学と高校では、友人の質が違いますよね。特に川越東高校は男子校なので、何か特別な絆があるように感じます。会社や家庭ではいい大人が、高校の友人と会った瞬間スイッチが切り替わるように、当時のノリと話題でしゃべり始めますから。
最近は仕事の顧客が埼玉や千葉にも増えてきて、お客様の所へ訪ねる範囲が広がっています。埼玉で川越東高校出身であることを話したら、相手の知り合いが川越東のOBだったりと、思わぬところでつながりを発見することもありますね。

——同窓会では、そういう出会いをもっと増やしていきたいと考えています。

川越東高校のホームカミングデイをやってほしいなと思うんですよ。学校に集まって校舎や教室を眺めれば、昔話は尽きないでしょう。ですから、同窓会にはOB同士が交流を再開するきっかけを作って欲しいですね。
 

——ホームカミングデイなら、現役生との接点も生まれそうですね。

現役生と接する機会があれば、人生の先輩として「めいっぱい失敗しなさい」と伝えたいですね。学生の失敗なんて社会人に比べればダメージは少ないし、若いときの失敗経験は大人になってからの図太さ、動じなさを培ってくれます。最近の川越東高校は頭がよくなったような印象を受けています。勉強もいいのですが、それ以外のことにもどんどんチャレンジして、IQ(Intelligence Quotient、知能指数)だけでなくEQ(Emotional intelligence Quotient、感情的知能)も高めて欲しいですね。おすすめはナンパと合コン(笑)。合コンは一瞬の判断と感情の読み取りが求められますから。どんどんチャレンジする経験が、人を作り成長させると思います。少し背伸びが必要な、失敗するかもしれないことでも積極的にチャレンジしつつ、足りない部分は読書で補えばいいんですよ。